「のび太の地帝国」という話から考えること
今回から新カテゴリーの「社会」編です。
社会に対して思うこと、社会の裏に隠された本質的な部分に焦点を当てていきまーす。
いつものように「テストで0点をとって先生に叱られたから、助けて〜ドラえも〜ん」と泣きつくのび太。「学校のない国へ行きたい」と言い出します。願いは叶わず、渋々家に帰ることに。帰宅してから、ママにテストの点数がバレると嫌なので、「答案を隠したい」とドラえもんにお願いをすることに。ドラえもんは、「どこでもホール」をのび太に貸すと、答案一枚だけなのに大きな洞窟ほどの穴を掘って王国を作りました。その王国に、ジャイアンとスネ夫は呼ばずにしずかちゃんと出来杉くんを呼びました。そこで、のび太が「僕が首相になって、素晴らしい政治をしよう」と言い出したんです。周りの反応は、、、、。異議を唱える人は誰もおらず、物語はどんどん展開されていきます。結局、ジャイアンやスネ夫にもバレて二人は、王国に入ってきます。王国が乱れることを心配したのび太は、「ロボ警官」を配置して言うことを聞かない人を逮捕させます。その後、王国を「のび太国」と名付け、政治を行いますが内容はでたらめ。ドラえもん達はクーデターを起こすことを決めて、最終的に「のび太国」は一日で滅びました。
さすが、のび太。やる事が大胆で、実行力があります。おもしろい!
この内容を見て、何を考えますか?
考えるべきポイントは、のび太が「僕が首相になって、素晴らしい政治をしよう」と言い出した後の周りの反応です。沈黙が続き、誰も意見を主張しませんでした。
その結果、のび太が暴走することになります。
発言をすることで相手を傷つけるかもしれないから、言わない。
逆に、言わなかったら誤解が生じたり、「なんで言えなかったんだろう?」と後からモヤモヤしたりする。
家庭や職場でも同じような経験したことはあるんじゃないでしょうか。もちろん、和多志もこれまで何度もあります。
言いたいことはあるけど黙っているのか。それとも、そもそも何も思わないのか。両方あると思います。
暴走したび太が悪いという見方は当然ありますが、視点を変えると、「サイレント・マジョリティー」が”暴走するのび太を生みだした”ともいえるのです。
サイレント・マジョリティ(英: silent majority)とは、「静かな大衆」あるいは「物言わぬ多数派」という意味で、積極的な発言行為をしない一般大衆のこと。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
櫻坂46「サイレントマジョリティー」の歌詞は現代社会の象徴
「サイレントマジョリティー」 櫻坂46
君は君らしくやりたいことをやるだけさ One of themに成り下がるな ここにいる人の数だけ道はある 自分の夢の方に歩けばいい 見栄やプライドの鎖に繋がれたような つまらない大人は置いて行け さあ未来は君たちのためにある No!と言いなよ! サイレントマジョリティー
君は君らしく生きて行く自由があるんだ 大人たちに支配されるな 初めからそうあきらめてしまったら 僕らは何のために生まれたのか? 夢を見ることは時には孤独にもなるよ 誰もいない道を進むんだ この世界は群れていても始まらない Yesでいいのか? サイレントマジョリティー
サビの部分の歌詞は、すごく心に残りました。我々、ひとりひとりが考えなくてはならない内容です。
特に、日本社会においては、「サイレントマジョリティー」による影響がかなりあるのでは?
「空気を読んで察する」、「周りと調和する」、「自分よりも相手を思いやる」という日本の文化は本当に素晴らしいと思います。
しかし、これが美徳化されて、いつしかバランスを欠いているのが今の現状です。
良い方向に向かっている時は何の問題もありません。しかし、悪い方向に向かっている時が最悪。まさに今じゃないですか?
ただただ、為されるがまま。その場の空気に流されて、そこに本人の「納得された意志」はないはずです。
結局、潜在意識のレベルで「意見や主張」=「わがまま、我が強い、相手を傷つける、調和を乱す」といった感覚を持っている日本人は多いと思います。
日本人の自尊感情(セルフ・エスティーム)は低いと言われていますが、それは周りを意識しすぎて自分を出さずに内側に溜め込んでいることが原因の一つかもしれません。
日本人は、世界中の中でも素晴らしい民族であり、これから世界を変えていく存在になるはずです。
我々が、「表」も「裏」も理解して力を発揮した時、とてつもない影響をも周囲に与えるでしょう。
これに対して、海外ではハッキリしています。やることはやる。やらないことはやらない。
日本みたいに仕事も時間前に行かない。勤務時間が終わったら帰る。自分が思っていることをハッキリと主張する。
日本人からしたら若干ドライな感覚を持つかもしれませんが、「自分」、「職場」、「人生」の境を曖昧にしていません。
これはある意味、「自分の人生に責任を持っている」ともいえます。
もちろん、ただ意見や主張をぶつければいいということではありません。
表情や醸し出す雰囲気、言葉遣いに配慮して、相手を言い負かすような態度を取らなければいいのです。
「相手が傷つくかなぁ?」、「これを言うとどうなるのかなぁ?」と結果を気にする必要はありません。あとは、相手がどのように受け取るかは「相手次第」です。
失敗したら、「謝ればいい」、「改善すればいい」。シンプルな話です。
大事なことは、「バランス」で「西洋」と「東洋」の融合。どちらも良い面があります。
うまくバランスをとって、人生をより良くしていきましょう!
コメント
コメント一覧 (4件)
人からどう思われるかを気にし過ぎる人生は、自分の人生とは言えないのかもしれませんね。自分の人生に責任をもつこと、挑戦してみます!
人生のどこかで人からどう思われるかを氣にする時期はあると思います。
いろんな葛藤をしながらも、人からの想いを「参考」にして「固執」しなくなると自分の人生がより加速して前に進むかもしれません😄
人のことを氣にしなさすぎるのも良くないし、振り回されるものも良くない。
バランスをうまく取りながら、人生を展開していけることを願っています✨
サイレント・マジョリティ、、、名曲だったんですね。。。
歌詞、響きました。
愛と調和を念頭において、自分の進みたい道を、自分らしく進むことができる。そんな日本人を一人でも増やせるように努力します。
「愛と調和を念頭において、自分の進みたい道を、自分らしく進むことができる」
和多志もこうなりたいし、周りの人にもそうなってほしいといつも思っています。
あなたは、同志ですね!
これから同志を増やしていきましょう😄