「リズム」に秘めた可能性は無限大
アメリカのヴァンダービルド大学で「リズム遺伝子」の役割に関する研究が行われました。要約すると、以下の通りです。
・リズム感が高い人では、呼吸能力、運動能力(握力の向上、歩行ペースの高速化)、脳の処理速度(読み書きスキル、認知機能)、社会的協調性が優れていることが判明。
・人間は、音楽を奏でるときだけでなく、スピーチや体の動きといった様々な場面においてリズムを非常に重要視している。優れたスピーチや洗練された体の動きには何らかのリズムが存在し、上手く使えば決定的な瞬間において人々を引き付ける効果を発揮する。
・幼児でさえもリズムに敏感であり、赤ちゃん言葉にも一定のリズムが刻まれていることが示されている。
・リズム感は、13~16%の中程度の遺伝率であることが判明。
東邦大学名誉教授・セロトニンDojo代表の有田秀穂先生の話によると、
身体機能が向上して、”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンも生成されて「リズム」に秘められた可能性は無限大ですね。
「息子の動き」と「横断歩道を歩いていた子どもの動き」から感じたこと
1歳の息子がいるんですけど、遊んでいる様子を見ていると面白いです。とにかく、リズムに乗ることが好きみたいで、音楽が流れたら必ずリズムをとるんですよ。
最初は、「片手を挙げて縦揺れ」、次は「横揺れ」、今は「拍手」です。将来は、ラッパーかな?(笑)
音楽だけではなくて、フタを閉める音がしたら手を叩いてリズムを取ります。
面白かったのは、息子の前で力士が行う「四股踏み」をしたら、そのリズムを真似して四股踏みをするんです(笑)ちゃんと間をあけて足をつけます。味噌汁をといでいても、その音に反応してリズムをとります。
「生活のあらゆる場面において、何らかの「リズム」が存在する」という研究結果と繋がりました。
それにしても、よく観察していますよね。よく観察しているというより、片足になれるのがすごい!
食事をする前は、「いただきます」を必ずさせます。子どもに対して教える時はジェスチャーが大袈裟になります。。。それで、大きく手を広げて、手を叩いて、軽くおじぎをして「いただきます」を教えたら、それぞれの動作時間を理解していて真似します。「子どもってすごいなぁ」と感心するばかりです。
今日たまたま、街中の横断歩道を歩いていた時、お母さんと手を繋いだ子どもが歩いていました。子どもがよくする遊びで、その子どもは白い線の上だけを歩いてリズムを取っていました。
子どもは、生活の中で自然とリズムを取っていて、それが人間にとって心地よい動きであることが分かっているのかな?と感じました。
我々人間にとって「リズム」は生活の一部(スポーツの動き、話、呼吸、睡眠・生活リズム)であることを再認識しました。
和多志は、柔道をしています。柔道もリズムが大事です。どういうステップやタイミングで技に入るかが大事。
柔道に限らず、スポーツ全般、いや人生においてリズム感は必要です。
大人になると、世の中・会社・家庭のリズムに合わせるようになります。いつの間にか忘れていまっているけど、身近な所に「リズム」は存在します。自由奔放な子どもの時だけではなくて、大人になっても無邪気にリズムをとっていきましょう!
最後に、育児に役立つ動画をシェアします。「シナぷしゅ」はオススメです。あまり動画は見せないんですけど、「シナぷしゅ」と「アンパンマン」は見せています。
「シナぷしゅ」は「リズム」が意識された内容が多くて、日本語や英語の学習にも効果的ですよ〜
コメント
コメント一覧 (4件)
記事の観点が毎回面白いですね。
私も1歳の娘がいるので、リズムを焦点化して観察しています。
いつも有益な情報提供ありがとうございます。
子どもから学ぶことはたくさんあるし、改めて氣づかされることはたくさんありますね。
学びっていろんな所に転がっているなぁと思います。
これからも、たくさん学んでいきます!
子供って面白いですね。うちの子供は、絵本の中の「ドンドンドン」「ダンダンダン」という同じ言葉の繰り返しを聞いても、手拍子をしていましたよ。
すごいですね(笑)
運動も勉強も毎日の生活もリズムです。
将来は、とんでもない力を発揮する大人になるかもしれませんよ😊
成長が楽しみですね!