先日の記事で、”同調圧力”が蔓延る社会の中で変化を起こす難しさについて書きました。
そしたら、コメント欄で「名もなき詩」の歌詞を書いていただいて、心揺さぶられました。
久しぶりに曲を聴きながら、歌詞を見ると、ちょうど今の自分とリンクするところがありました。
自分へのメッセージっていろんな所にあって、転がっています。
みんなにそれぞれメッセージが送られています。
それを受け取るアンテナを立てているか、器があるかだと思います。
考えていたこと、壁に当たっていたことなどが、会う人から偶然言われることが多いです。
そして、たまたま見るものでも、リンクしていることが多い。
有難いですね。
ということで、「名もなき詩」を聴いて感じたことをさっそく書いておきます。
「名もなき詩」 MR.Children
「こんな不調和な生活の中で たまに情緒不安定になるだろう? でもdarling 共に悩んだり 生涯を君に捧ぐ」
「自分の真理や信念」、「周りとの協調性」、「世間の現状(おかしさ)」、「新時代への移行」を意識しながらバランス良く行動する難しさがあります。
”主張”はするけど、相手と”争い”をしてはいけない。
価値観の”違い”は生まれるけど、”分断”を生んだら意味がない。
そんな難しさと葛藤の中で、ある種の”不調和”を感じる今日この頃です。
「あるがままの心で 生きられぬ弱さを 誰かのせいにして過ごしている 知らぬ間に築いていた自分らしさの檻の中で もがいているなら 僕だってそうなんだ」
”あるがままの心”で生きることができない自分の弱さを周りのせいにしたくない。
真実ではない社会が展開されていたとしても、世の中のせいにしたくない。
でも、急には変わらない。
だから、結局、自分との闘いになるんですよね。
「あるがままの心で 生きようと願うから 人はまた傷ついていく 知らぬ間に築いていた自分らしさの檻の中で もがいているなら 誰だってそう 僕だってそうなんだ」
”ありのままの心”で生きようと願うからこそ、周りとの”違い”が浮き彫りになり、「平等であるべき」、「誰かを救う」、「周りに迷惑をかけない」という正義の名のもとで”絶対的な”縛りや制限、考えが生まれる。
そして、いつの間にか”違い”が”分断”へと変わっていきます。
”自分らしさ”を表現しているうちに、いつしか悩んで壁に当たって、檻の中に閉じこもって、もがいているんです。
「街の風に吹かれて唄いながら 妙なブライドは捨ててしまえばいい そこからはじまるさ」
周りのせいにしないのならば、自分と向き合うしかなくて、”自分らしさ”を追い求め続けた結果、檻の中でもがくという縮図。
でも、ただただ、もがいて終わりたくない。
そんな時こそ、自然の風に吹かれて氣分良くして、唄でも歌いながら心地よく生きる。
「人からこう思われたい」、「絶対うまくいかないと」、「失敗したらどうしよう」という感情は必ずどこかで発生します。
変なプライドは一度捨てて、身軽になる。
そこからが始まりであり、何かが変わる。
「絶望 失望 何をくすぶってんだ 愛 自由 希望 夢(勇氣) 足元をごらんよ きっと転がってるさ」
檻の中でもがいて、絶望や失望で足踏みするのではなく、”愛”、”自由”、”希望”、”夢”に想いを馳せる。
そうやって行動していくうちに、いつしか想像もしていなかったステージにいて、素晴らしい景色が見えるんだろうなと思っています。
あとは、流れに身を任せるのみ!!
最後までありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (3件)
「名も無き詩」素敵な曲だと思います。私にも沁みる部分がありました。
アリストテレスや孔子、仏陀は「中庸」という概念を大切にしていました。相対立する2つの概念の中間を維持するということに価値を見出す考え方です。カズさんの言うように、これが難しい。でも、難しいからこそそれを実現できたときに大きな価値が生まれる。そういったことを昔の人々は重んじてきました。上述の3哲人はいずれも紀元前の人物ですが、分極化の進む現代に生きる人々にヒントを与えてくれているような氣がします。
「過ぎたるはなお及ばざるが如し」不足することと行き過ぎることは本質的には同じこと。対立する人々を批判しても何も生まない、むしろ歩み寄ることが大切だと気付かされますね。現代社会の問題や新時代への移行のフェーズ、身の回りのことについて考えるに至っても、先人の言葉というのは何かしら心の支えになるものです。
中庸って本当に難しいです。中庸は大切で、幸せにはなるけど、意識し過ぎたら変化を起こさない、変わらないんじゃないかなと🤔
愛、使命といった目に見えないものに向き合えば向き合うほど、感情が出てきて、エゴになる時があります。
なんとかブレイクスルーして、次に進みたいです🌟
氣づきをいつもありがとうございます!
ありがとうございました🌟名もなき詩の歌詞がさらに沁み渡り、もっと好きになりました✨
名もなき詩の歌詞分析はいくつか読んだことがありますが、ナンバーワンです!!