【祝】全九州実業団対抗柔道大会で優勝｜サヨナラ、過去の自分よ

先月、大学時代の柔道仲間と知人のメンバーで、九州実業団対抗柔道大会に出場しました。

結果は、なんと優勝！！

まさか、優勝するとは夢にも思ってなかったです（笑）

本格的な試合に出場したのは、６年ぶり。

試合の前に１回だけ大学に練習に行って、あとは筋トレをしたくらいです。

ちゃんとした準備はできませんでしたが、やっぱり試合の独特な緊張感は最高でした。

普段の生活では味わえない、緊張感、不安、期待、感動。

勝っても負けても、柔道の試合は「生きているなぁ」というのを実感させてくれます。

試合当日は少しだけ緊張もありましたが、程よい緊張感でした。

試合前はみんなで「怪我だけはせずに帰ろうな」と少し弱氣発言もありながら、楽しくアップ（笑）

いざ試合が始まると、目の色が変わって勝ちにこだわって必死に戦いました。

相手は、普段バリバリ練習している人たち。。。

特に、自衛隊の人が相手の時は、久しぶりに恐怖を感じた（笑）

和多志の戦績は１勝しただけでしたが、周りの強さにも助けられて優勝することができました。

メンバーの中には、大学時代を苦楽を共にした仲間もいて、もう一度一緒に戦えたことは嬉しかったです。

そして、嬉しかったことがもう一つあります。

前の記事にも書いていたんですが、勝負にこだわること以外にもう一つ楽しみがあると書いていました。

その楽しみとは、「できなかった自分を超えること」です。

大学時代は、とにかく目に見える結果を追い求めていて、試合で勝つことが全てだと思っていました。

朝から晩まで練習に励んで、全てを柔道に注いでいたので結果を出さないといけないという感覚でしたね。

それで結果を出す人もいるけど、和多志の場合はうまく噛み合わずにたくさん負けて挫折を経験したんです。

そういうのもあって、「試合になると身体が硬くなって動かない」、「あと一歩がでない」というようなことがありました。

だから、今回の試合ではそれを克服したかったんです。

「あと一歩踏み出せるか」、「心と身体を一致させて体現できるか」ということで「過去の自分」を打ち破れるのかという楽しみがありました。

こういうのって、練習や努力で補える場合がほとんですが、心の力を使ってできることもあります。

結果的には、勝った試合の中で「あと一個技を出したい」という時に出せたんです。

自分の中では「過去の自分を打ち破ることができた」と思っています。

しかも、大学で最後に勝った勝ち方と全く同じで驚きました（笑）

なんか記憶が蘇りました。

結果だけを追い求めることも人生ハラハラドキドキで面白いと思います。

しかし、結果というのはいつも良い訳ではなく、それに振り回されることもしばしばあります。

「前の自分より進歩しているならそれでいいや」という発想も大事にしていきたいものです。

試合で優勝して結果を出したことよりも、”過去の自分にサヨナラ”できたことが一番の収穫でした。

そして、最後に嬉しいことがもう一つ。

年は一個下で中学時代のライバルがいて、今回の試合で引退するということを聞いたんです。

中学の時に彼と話をすることはありませんでした。

実は、中学校の最後の大会で彼に勝ったからこそ県大会に出場することができて高校への推薦入学も決まったんです。

あそこで負けていたら、また違った人生になっていたかもしれません。

そういう意味では、和多志の人生の転換点にいた人物です。

大学で再開して合同練習をしていたんですが、お互いに話すことはありませんでした。

練習の中でも、お互いバチバチやりあって喧嘩みたいになってました。

そんな彼の引退試合を間近で見ることができ、試合が終わるとお互いに話をすることに。

彼は、中学校で全国優勝し、高校・大学・社会人とずっと柔道に打ち込んできた人です。

これまでの苦労と頑張りを労って、握手とハグをしました。

まさか、彼との確執を克服できるなんて思ってもいませんでした。

もしかしたら、前世で因縁のある関係だったかもしれませんね〜

今回の試合で、いろんな意味で「過去の自分にサヨナラ」できました。

こういう時って、これから人生が大きく変わろうとしている予兆なんです。

「また一つステージが上がったな」と再認識できました。

身にまとった重たい鎧を一つずつ脱ぎ捨てて、新しい自分で人生を歩んでいきましょう。

最後に、他チームだったけど、今回一緒に出場した仲間たちとパシャリ。

試合後のラーメンは身体に染みる染みる（笑）

美味しかったです！！

最幸の経験ができた一日となりました。

最後までありがとうございました。